第27章 魔女の薬(謙信様ルート)(R-18)
「謙信様…?」
もしかしてきつすぎて痛いのかと心配になって、貫かれた腰を無意識に揺らしてしまった。
謙信「っ!」
余裕も何もない早急さで、背中と布団の間に腕が差し入れられた。
「け、んしん様?」
かき抱かれて身体は密着し、耳元に荒い息がかかった。
力いっぱい抱きしめられ息苦しさを感じた瞬間、謙信様の呼吸がぐっと詰まった。
(まさか…もう!?)
逞しい欲の先端がグッと最奥に押し付けられて青ざめた。
「謙信様、あ……駄目!」
謙信「っ」
のしかかっている身体を押しのけようとした時には遅かった。
謙信様はより強く私を抱きしめると、喉奥で小さく呻いた。
「やっ………あ……あぁ…」
埋め込まれた熱杭は大きく震えてドプッと欲液を吐き出し、ナカが一瞬にして潤い満ちた。
「あ……ぁ……」
内に自分のものではない脈を感じ、なんてことない顔をして『こと』にあたろうと決心していたのに、生々しい感覚に怖くなった。
「や……」
謙信「っ、許せ……」
身を強張らせて震える私を、謙信様は荒く息を吐きながら抱きしめてきた。
腕の温もりに酔いしれ、抱き締め返そうとした手が……
「………うっ……!?」
……広い背中に爪を立てた。