第26章 魔女の薬(共通ルート)
上杉家傘下の大名が年齢を理由に代替わりをするということで、謙信様に祝宴の招待状が届いた。
謙信「大名は以前から孫娘を妻にどうかとしつこかったゆえ、おそらく祝宴で引き合わせてくるはずだ。
虫よけがわりに舞を連れて行く」
「偽物の恋仲を演じればいいんですね?承知いたしました!」
佐助君の紹介で春日山城に住むことになって1年。
乱世で命の危険に晒されることなく過ごせたのは謙信様のおかげだった。
機会があったら謙信様に恩返しをしたい。
そう思っていた私の元に転がり込んできたお役目。
(やっと恩返しができる!)
晴れやかな気持ちで返事をした結果、あんなことになるとは夢にも思わなかった……。