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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第18章 生き標(謙信様)


謙信「自由に生きろ。ただし、羽ばたいてどこかへ行ってくれるなよ?」

「ふふ!そんなこと絶対しませんよ。謙信様に心臓を射抜かれていますから」

謙信「心の臓を射抜かれたら死ぬだろう…」

「いや、そういう現実的な話じゃなくて…。えー…心を射止められる?っていう表現なら伝わりますか?」


いっつもクールな顔をしているくせに、そんなに嬉しそうな顔されると…
好きが止まらなくて困る。


ちゅっ


謙信「っ」

「……へへ……謙信様の唇を奪ってやりました」


キョトンとしていた顔に、途端に悔しさが滲んだ。


謙信「ならば奪い返すまでだ」

「え!?んん………!」


勝負魂に火がついた謙信様に唇を貪られた。


「ん!んっ!!(ここ!廊下っ!!)」

謙信「なんだ?もっと欲しいのか?」

「ちが、んっ~~~~~!」


今はあなたの腕に囲われて、守られてばかりいる私。

だけど、いつか私も守れる人になりたいな

謙信様が私にしてくれたように……


「も、もう!仕方のない方ですねっ!人前でこんなことする方は嫌いですっ!」

謙信「っ」


言った傍から守るどころか揶揄っている私だけど。

本心は、



…………愛しています、謙信様



END

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