第11章 聖なる夜は騒がしく(謙信様)(R-18)
謙信「ああ…お前はいつからこのように淫らな女に……。
だが、この世で一番愛らしい」
硬い情欲が奥を突き上げてくる。
もう謙信様も音を抑えようなんて思っていないみたいだ。
部屋中に響く肌を打ち付ける音、軋む床音、熱い息遣い…。
行灯の火はいつの間にか消えていた。
「あ、もう、あぁ、だめ……また、あ、うっ!やぁぁっ!!」
謙信様のものを締め付けながら、ひとりで絶頂に駆け上がった。
「ん…、はぁっ、はぁっ、あぁ!!
お願い、あ、もう、許して、くださ、い」
謙信「まだ…はぁ、許してやらない…っ」
絶頂に震える身体を抑えつけ、律動される。
「…っあぁ……」
気持ち良すぎて、頭がおかしくなりそうだ。
涙と汗でぐしゃぐしゃになりながら謙信様にお願いする。
謙信様も汗だくだけど、そうなっても綺麗で…。むしろいつも以上に綺麗だ。
切れ長の瞳は愛しそうに私を見ている。
謙信「泣いてよがるお前があまりにも可愛くて止められそうにない…」
まだ続くのかと、嫌だと首を振った。
「い…や……もう、本当に……駄目なんです……」
謙信「ならば……一人でイかずに俺が達するまで耐えられたなら、これで最後にしてやろう」
「え………」
謙信「ここを攻められ、舞が耐えられるとは思えんがな…?」
グリグリと弱い所を擦られた後、容赦ない律動が始まった。
「あ、ズル…イ!!!こんなの、あ、あぁ」
蜜壺がブルブルと震えている。
目をぎゅっと瞑って、歯を食いしばった。
謙信「っ、強情な…」
「け、んしん様…の……いじわる…」
腰の動きが少し緩んだ。
謙信「嫌か…?」
「……」
顔をそらすと頬を寄せられた。
汗をかいた者同士、頬が濡れている。
謙信「可愛がりすぎて嫌われるとは…どうしたら良いのだろうな」
「き、嫌いだなんて言っていません」
謙信「…では?」
答えを誘導されたと気づいてももう遅い。
「………………教えません」
悔しくてそう言ったのが運の尽きだった。