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☆姫の想い、彼の心☆ <イケメン戦国>

第6章 姫がいなくなった(光秀さん)


本能寺で信長様を助けた女は奇妙な女だった。

明らかに身なりがおかしいのもそうだが、言動や表情は窮地を脱したにしては暗く、胸のうちに何か秘めているようだった。


「信長様を襲ったのはその方ではありません」


秀吉が俺に食ってかかっているのを見かねて、その女は証言した。

火事場に居合わせ、見知らぬ男達に疑いの目を向けられ、普通の女ならば耐えられないだろう。

だが気丈にもそう証言した。

誰からの差し金だろう。
俺に恩を売り、取り入ろうとしてくるだろうか。

しかし、どこか思い詰めたような表情が気になった。


………それが舞の第一印象だった。


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