【夢小説】バレー馬鹿は恋愛下手にも程がある【HQ/影山飛雄】
第4章 二話 彼女(予定)です
「着ないんですか?俺のユニフォーム」
「え?着るモンなの?スポーツの世界は分からん……」
むむむ、と眉間に皺を寄せながらにユニフォームを睨み付けた。
服の上から着るでも良いだろうか、サイズは大丈夫だろうか、と悩みながら。
「絶対今日勝ちますから!」
「あーうん、分かった分かった」
「田中さん応援して下さいね!」
うっかり田中ゴンザレスの事を忘れていたと朔夜は思い出した。
正直偽名でもなんでもないのだから、田中と呼ばれても自分だと分からない。
自業自得だけど、そろそろ本名言おう、と朔夜は思うのだった。
(2021,7,1 飛原櫻)