【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第22章 第十九話 テ
「腕以外も。全部洗ってくれよ、伊織の身体で」
「うん……」
そっと俺の腕を離すと胸元を洗おうとしているのか、ぴたっと乳房を押し付けてきた。弾力のあるそれをゆっくりと動かし泡立てていく。
形の良い胸が擦って泡まみれになりながら、上下に動いている。
胸元にある噛み傷が沁みたのか一瞬ピクッと反応したが、池ヶ谷は俺を洗う動きを止める様子はなかった。
自分の身体を使って一生懸命洗っている姿も愛らしい。泡まみれの身体を他人の身体に擦り付けるなんて、池ヶ谷の思考回路にはなかった事だろう。ぎこちない動きがそれを物語っていた。
「背中……滲みない?」
俺の背中を洗いながら心配そうに尋ねられた。手首もだが情事の際に付けられた爪痕は背中にもある。
背中を洗っているのだから傷がよく見えるのだろう。池ヶ谷の動きが止まってしまっている。
「気持ち良すぎて痛みとか全部ぶっ飛んだ」
「えと……泡もう流す?」
そっと尋ねてくる池ヶ谷に膝の上に来る様に呼ぶ。池ヶ谷は不思議そうにしながらも膝の上に来たので、グッと肉棒を縦筋に当てがって言ってやる。
「俺のコレ、俺専用の場所でしっかり洗ってくれなきゃ駄目だろ?」
「あぅっ…………」
「コレが一番汚れてるから念入りに洗ってくれよ?ほら、早く縦筋:(いりぐち)広げてくれ」
「……んっ」
顔を真っ赤にさせながらそろっと秘部に手を当て、縦筋を広げたのを確認してから腰を掴み、ゆっくりと落としていく。
ぬぷっと俺を飲み込んでいき、池ヶ谷の顔がとろんとしていく。挿入(いれ)られる事に関して感覚が麻痺しているのか、まるで挿入(いれ)られる事が当然の様に池ヶ谷の身体は肉棒をすんなりと受け入れていた。
根元まで飲み込んで池ヶ谷は呼吸を整えていた。洗うと言う事は動かなければならない。呼吸が落ち着くと池ヶ谷は覚悟を決めたのか、ゆっくりと腰を浮かせて俺を抜いていく。
「ンふっ」
抜いたら今度はまた挿入(いれ)なきゃならない。震えながら池ヶ谷は必死に腰を落として根本までしっかりと膣内(なか)へ飲み込む。
弱々しいピストン運動だが池ヶ谷には十分らしく、喘ぎ悶えている。
「アッ……アッ」
「伊織っ……口の中も洗ってくれっ」
「……んふっ」
くちゅりと舌を絡め互いに求め続ける。