【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第10章 第七話 ザツダン
「ほら、早く言わないと子宮内(なか)の精子が卵子(たまご)見つけて俺達みたいにくっついちゃうぞ?」
ぐっと腰を打ち付けると池ヶ谷は震えながらに言い出す。
「飛雄っ……様が好きっ…………ほん、とうはっ……今すぐ飛雄様っの精子で……妊娠したい……っんで、すっ」
途切れさせながらも言い切った池ヶ谷の頭を優しく撫でながら俺は告げる。
「そっか。俺も伊織が好きだ。俺達両想いだな。…………じゃあ今すぐ俺の精子で妊娠しよっか」
「……えっ !? 」
告げたのと同時に激しいピストン運動を始める。ずっと挿入(はい)っているだけであると油断しきっていた激しい快感に声を荒げる。
「嫌っ!話がっ……話が違うよぉ !! 」
パンパンずぶずぶと水音を鳴らしながら、俺ははっきりと言ってやる。
「妊娠したいって言っただろっ?だからその願いを叶えてやるんだよっ」
「ちがっ……違うぅ!ただ抜いて欲しくてっ……騙されて言わされただけで妊娠は嫌なの!本当に嫌なの止めてェ !! 」
ぐっと押し込み二回目の子宮内射精(なかだし)をして要望通り、伊織の膣内(なか)から俺を抜いてやる。
びしょびしょのぐしょぐしょになっている縦筋から、遂に入りきらなくなってしまったのだろう。コプッと精子が溢れ出た。
伊織の呼吸、腹の動きに合わせて少しずつ押し出しているらしい。
泣いて顔を隠す伊織をごろんと転がしてうつ伏せにしてやると泣いたまま、不思議そうに俺を見てくる。
「妊娠しやすい体位ってあるみたいでさ、それ子宮の位置で決まるみたいだけど俺伊織の子宮の位置分からないから両方やらないとなって。仰向けで三十分、うつ伏せで三十分。これでどっちの子宮でも大丈夫だ」
「いっ嫌っ!」
逃げようとする池ヶ谷を繋いである鎖を引けばぐっと首が絞まり、衝撃で池ヶ谷の動きが止まるので上から覆い被さって逃げられない様に抱きしめる。
重力で垂れる乳房を揉み出せば、ぽろぽろとまた涙を流しながら訴えてくる。
「いやっイヤァ放してぇ!子宮(なか)に入ってたら妊娠しちゃうっ!この体勢じゃあ精子が外に出ないよぉ~~っ」