【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第63章 Another:9
抱きついて言うと優しく背中を撫でられる。大きい手で優しく撫でられると、影山君だから許してしまう。
「……本当にもう撮らない?」
「撮らない」
「……信じていい?」
「俺だけを信じろ」
くちゅっと口の中に舌を入れられてキスをされたので、もう許すしか選択肢がなかった。
口内を影山君の舌に犯されて、唇を舐められてもっとして欲しいと子宮がキュンキュンしてしまう。
「……お腹……キュンキュンするよ…………」
そう伝えると影山君は子宮の所を撫でて刺激をくれる。気持ち良くなり過ぎると感じた身体が子宮を締め付けて、この時にしか感じない痛みにも似た感覚で、セックスしている時よりも苦しい。
身体の刺激の苦しさを伝えたら、影山君は落ち着く様に、と子宮の位置を撫でてくれる様になった。
撫でられると鼓動が早くなっているのは、きっと子宮に子供がいる気がしてしまうから。
「……キュンキュン、落ち着いてきたか?」
「うん……飛雄様の手、落ち着く……」
ほう、っとしていると口と口が触れる程の近さで影山君の唾液が口の中に注がれてきた。
影山君の唾液をコクコクと飲みながら、影山君を身体の中に取り込んでいると思うと、折角落ち着いた子宮の痛みが帰ってきてしまう。
(キュンキュンする……苦しい……でも影山君の唾液が私の中に入ってくの嬉しい……)
コクンと注がれた唾液を全て飲み込んで一息つく。影山君の唾液が身体の栄養の一部になるなんて夢の様で。
コツンと額と額を宛てられて目前の影山君に触れる。
嗚呼、私が愛した男(ひと)はやっぱり世界で一番素敵な人。
腰を抱き寄せられ、足が地面から離れて宙を舞う。
体格差があるとは言え、人一人を抱き上げ持っている所が本当に男の人なんだと思い知らされる。