【R18夢小説】手に入らないモノを求め【HQ/影山飛雄】
第6章 第三話 ソウシツ
びしょびしょに濡れている其処から指を離すと、粘着性の愛液が厭らしく糸を引く。その行為を何度も繰り返してみると、ぴちゃぴちゃと水音が鳴る様になった。
そろそろだろう、と人差し指だけで触れていた縦筋に手を全部乗せた。人差し指と中指の間に縦筋が見える。そしてゆっくりと二本の指を外側へと開く。
「……ッア!」
ギシ、と最後の抵抗も意味はなさず、俺の目の前に開かれた縦筋が広がった。誰も通した事がない小さな穴がピンク色の肉に守られる様に其処に在った。
その穴からトロリ、と新しい愛液が流れ出て俺の指の間に流れ落ちた。
「……ピンク色だっ」
「 !! 」
遂に見られてしまった事実に池ヶ谷が大量の涙を流し出す。ぴくぴくと震える肉の先にある小さな穴が、膣口なのかと思うと誰にも穢されていない腟内(そこ)を、早く俺で穢してしまいたくなる。
よく指でほぐしてから、とか言うけれどこれだけびしょびしょな状態には、必要性が理解出来なかった。
目の前の小さな穴に早く入れなければ、と俺はズボンのチャックを下げ硬く高ぶる自分自身を取り出した。
そしてそのまま広げた縦筋の中にある穴に押し当てた瞬間、池ヶ谷は何が起ころうとしているのかに気が付き暴れ出した。
「いやっ…!それだけは嫌ァ!」
「此処まで来て俺にお預けすんの?」
「だっだって……影山君っ…………お願いだから挿入(いれ)るなら避妊、してっ!」
「避妊?あ――――」
ゴムなんて持ってないし買った事もない。
今から買いに行くとかも悪いがありえない。池ヶ谷に逃げられる可能性高過ぎるし。
「無理、悪いけど諦めろ。強姦なんだしっ」
「……いやぁっ!」
冷たい声で告げるのと同時にぐいっと腰を前に押した。自分自身はしっかりと穴からずれない様に持って。
愛液でびしょ濡れの入り口の滑りは予想外によく、苦労せず亀頭から中へ挿り始めた。
「イッ !? アァッ !! 」
逃げられない様に両手で腰を掴み、自分の腰を進めるのと同時に池ヶ谷の腰を引き寄せる。ブチブチと突き破く音が結合部から聞こえている気がする。
そうか、誰も挿入(いれ)た事がないんだから処女幕が有り、それを破いている音か、とすぐに理解出来た。
「くっ……」
「いたっ………痛いっ……ヒィっ……ぬいってぇ」