第10章 影山飛雄夢 プロポーズセックス※加筆修正版
影山はそのまま自身に手を添えるとくちゅ、と膣口にそのまま宛てがってきた。そんな影山の陰茎を見て、慌てて伝える。
「飛雄っ……ゴムしてない……」
「今日は生でシたい」
避妊無しでシたいと言われ、興奮で息が上がっていく。
正直に言ってしまうと避妊無しのセックスは何度か行っている。影山に強請られると断れなくてつい、応じてしまって。
その今までの避妊無しで妊娠する事は無かったのだけれど、無しでする度に生理が来るまで気が気ではないのだ。
社会人でもまだ互いに未成年。成人するまで後少し。十代と二十代はとても大きい重みと意味を持つのだ。
両家公認の付き合いになっているとは言え、結婚に関してはまだ触れていないのだ。
だから、それより前に万が一子供が出来てしまう事が起こってしまったら、デキ婚になってしまう。
流石にそれには抵抗が合ったし、何よりその事実をバレー部の皆に伝える度胸がないのだ。
「……赤ちゃん、出来ちゃうよ」
「お前との子供だったら、…………欲しくて作りたくなる」
そう告げられると、ゆっくりと身体の中に熱い異物が挿入ってきた。
ゴムが無いとこうも陰茎は熱くて、膣肉に貼り付いてくる。ダイレクトに伝わってくる熱量に、身体が悦んでいる。
「アッ……アアッ !! 」
指で解され、イって柔らかくなってしまっている膣口は、ゴムがない影山の陰茎を悦びながら、奥深くまで飲み込んでいく。
ビクビクと膣内(なか)を痙攣させながら、辛うじて残っている理性で必死に首を振りながら、訴える。無駄だと分かった上で。
「アッアッ……駄目っ……だめっ!生は赤ちゃん……出来ちゃうっ……だめっ……とび、アッ……!」
「作ろう、子供っ……籍だってもう入れたい……俺達の子供作って、家族に成ろう」
グチュグチュと結合部を鳴らしながら、子供を作る事と、籍を入れて結婚したい事を。プロポーズに等しい言葉を同時に言われて、でも情事中である為に思考が追い付けなくなっていく。
「やっ……アッ……アンっ !! 」
「なぁ……良いよな?……受け入れてくれるよな……?」
耳元で囁かれ、激しく攻め立てる挿入に喘ぎ声が止まらない。
ゴムがない、生の陰茎の熱が直に感じてしまい、思考回路が働かなくなる。
考えるよりも先に感じてしまう。意識が全て結合部へと注がれて。
