第7章 近親相姦シリーズ 影山飛雄の場合
イきたくないのか、必死に首を振りながら挿入の振動に乳房を揺らしている。
なので、逃がさないと肩を抱き寄せ、強く子宮口をトントンと刺激しながら、耳元で囁いてやった。
「イけよ……俺ももう射精(だ)すからっ……」
「アッ……アッ……やっ!……くっ……イくぅ !! 」
「……ハァッ !! 」
妹がイって膣内(なか)をギュッと締め付けてきたので、それに合わせる様に俺もイった。ドクドクと妹の腟内で射精をする。
妹に中出しを今日もする。
一度中出しを知ったら外出しも、ゴムも満足出来なかった。
生の感覚に、胎内に吐き出すのが兎に角気持ちイイのだ。
「……ァ…………」
中出しされてビクビク痙攣する妹の事を、俺は離してやる事が出来なかった。
◆
「早くピル飲めよ」
「……うん…………」
セックスが終わったので、妹にはすぐに妊娠しない様にとピルを飲む様に促す。
汗と体液で汚れた身体のまま、妹はピルをすぐに飲んでいた。
俺が精通している様に、妹は生理が来ている。なので、勿論避妊をしていなければ兄妹だろうと子供は出来てしまう。
なので、それを防ぐ為の薬を俺達は絶対に手放せなかった。
ピルを飲み終わった妹はそっと俺に近寄ってきて、強請る様に指を絡ませて俺の事を見てくる。
「…………ん」
顎を掴んで口を開かせるとくにゅり、と舌を入れてキスをする。
舌を絡め合いながら、空いた手で乳房を掴み揉み、乳房特有の柔らかさを堪能する。
指を絡め合う手を解き、陰部に手を滑らせ精液が出て来ている腟内を掻き回して指を抜く。
指にまとわり付く精液を横目に見ると、妹は俺に抱き着いて言うのだ。
「好き……お兄ちゃん好き…………」
「…………」
その言葉には何も応えず、再びキスをしてベッドに押し倒した。
妹の心を、身体を、俺無しではいられない様に、身体の隅々まで俺と言う男を刻み付けていく。俺と言う男に、妹は今日も悦びを覚えてく姿に安堵してしまう。
それが赦されないと分かっていても、その日が来るまでは……。
妹が何時か、俺以外の男を選ぶその日が来るまで、妹の女は俺のモノだと思い、今日も禁忌を犯していくのだった。
(2021,7,16 飛原櫻)