第8章 でぇとのその後
舌を絡め、優しく吸い上げる。軽く噛んだ時には、ひなたの体がピクン、と反応した。
「はぁ、はぁ、、、」
唇を離したら、ひなたの目は潤み、唇も半開きで、実に扇情的だった。
宇髄はひなたの着物の帯を解くと、それを遠くに投げる。
着物も袖を抜くと同じように投げてしまった。
ひなたは襦袢姿だった。両手で自分を抱きしめる。
「初めて、、、だよな?」
宇髄の問いかけにひなたはこくんと頷く。
「、、、やめて欲しかったら言え。」
宇髄は再びひなたに口付ける。
先程後頭部を押さえていた手は、頭から耳、そして首筋、肩とゆっくりひなたの体を下がっていく。
手が膝に到達すると、膝と背に手を回してひなたを畳に下ろした。
さすがに畳の上と言うわけにもいかず、宇髄は押し入れから布団を出した。
それを引いて、改めて布団の上にひなたを押し倒す。
ひなたは、不安そうな顔をしてはいるものの、潤んだ瞳で宇髄を見上げている。
「すっげぇ可愛い。」
宇髄はひなたの顔中にキスを降らせる。
宇髄の手が襦袢の帯を解く。そのままひなたの柔らかな肌を撫でようと襦袢の中に手を入れて、予想外の感触がして手を引っ込める。