第1章 花を摘む?花を育てる?
久しぶりにダーハルーネにやって来た。
邪神もみんなで倒して世界は本当に平和になったと思う。
それを記念してか、かつてやっていた海のような男コンテストがダーハルーネで開催されると聞いてやって来た。
「海の男コンテスト、ようやく見られるのね!
一体どんな、素敵な男の人達が参加するのかしら!」
シルビアさんはかつて、見ようとしたがホメロスによって邪魔をされ見られなかったことを残念がっていたからかどこか嬉しそうだった。
コンテスト開催は夕方から夜らしく昼である今はまだコンテスト参加者受付中だった。
そこで私とシルビアさんはコンテストの時間まで、お茶をしようと近くのカフェにお邪魔していた。
「シルビアさんて、恋愛対象はどちらで?
男性?女性?」
付き合っているとは言え、男の人達にルンルンするシルビアさんに自分はとてつもなく不安になる。
他意は特にないと言えば嘘になる…。
彼の本名も彼のお父上様にも挨拶をしたのにこうもウキウキしてるのを見たら自分が男じゃないのにと不安に思ってしまう。