第7章 嫉妬
私は混乱した頭のまま、思うがままに口を開いた。
「私も七海君の事気持ち良くしたい!!」
それは思った以上に大きな声で、目の前七海君はもちろん自分さえもその声の大きさに驚く。
「ふっ…声デカ…」
あまりの自分の声の大きさに驚いていた私の表情を見て、七海君もクスクスと小さく声を出して笑う。
私って本当ダメだ。色気も雰囲気もなさすぎる…恥ずかしくて七海君の顔を見れずにいると、七海君は私の首筋へとジュッと音を出して吸い付くと。
「ありがとう、リンさん…」
優しく目を細め楽しそうに笑ってくれる。
こんなダメダメな私でも。優しく見下ろしてくれる七海君がやっぱり私は大好きだ。
だけど、触るとは一体どうしたら良いのか分からず戸惑っていると。七海君は私の右手を掴むとそのまま七海君のソコへと手を添えた。
「ゆっくり動かしてくれれば良いから」
言われた通り、七海君に触れた部分を軽く握りゆっくりと上下に動かしていく。
七海君のソレは、想像してたよりもずっと大きくて太くて硬くて。熱く反り返ったソレを必死に握りしめ動かした。
正直…これで合っているのか分からない。なんせ知識が無くて分からない上に、自分自身も七海君によって刺激を与えられ続けているものだから、思考回路まで停止してしまっている。
だけどハァハァと熱い息を切らしながら、七海君を見つめると「…ッん…」と、我慢するようにして声を押し殺していてる彼を見て思わず心臓が高ぶった。
「……なな…みくん、これで…合ってる…?」
「うん…ッ気持ち良い…」
「良かったあ…っふ…ンッ」
お互いにお互いの気持ち良い部分を弄り合いながら。グチュグチュといやらしい水音を立てて互いの快楽に溺れていく。
口内では舌と舌を絡ませ合いながら一瞬の隙に空気を取り込むのに必死で、唇の端からはタラリと銀の糸が二人を繋いでいた。
「……そろそろ…ハァッ…入れても平気?」