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【呪術廻戦】抱きしめてそばにいて

第5章 教室



「まぁ私に任せて」そう硝子が言ったと同時に、ガラッと乱暴に教室のドアが開き悟と傑が入ってきた。




二人は何やら朝から楽しそうにケラケラと笑いながら教室内へと入ってくる。本当二人とも仲良しだな。




「おはよう、リンと硝子」



「おはよう」




朝の挨拶をしてくれる傑と違い、悟はいつものように特に何かを言う事もなく傑と話しながらドカッと勢いよく椅子へと座った。




やっぱり悟、いつも通りだ。
という事は…私もいつも通り何も無かったみたいにしたら良いのかもしれない。昨日は怒っちゃったけど。気にしてませんって感じでいた方が良いのかもしれない。




そんな事を悶々と考えていると、私の隣にいる硝子が珍しく大きな声で話し始めた。




「はーい、皆さん聞いて下さーい」



「あ?んだよ硝子。朝からうるせェな」




サングラス越しに硝子を睨み付ける悟は、どうやら機嫌があまりよろしくないらしい。だけど硝子はそんないつもの悟の態度に気にする事もなく。




「リン、七海と付き合う事になったんだって」




そんな硝子の言葉がシーンとしていた教室内に響き渡る。




…ん?え?硝子さん…私に任せてってこういう事?まだ悟と仲直りしてないのに、こんなあっさりその話し持ち出しちゃう…?



そもそも任せてって七海君との事をカミングアウトする話しじゃなく…てっきり悟と仲直りする方の事だと思ってたんだけど…



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