第31章 大切な日
黒のレース調の大胆な下着。
胸の谷間の間には大きめなリボンが付いていて、腰回りに布はほとんどなく、サイドが紐で止められているだけだ。
だめだ…恥ずかしすぎてどうにかなってしまいそうだ。
だけど、私はそれでも小さな声を頑張って振り絞るとゆっくりと口を開いた。
「これが…最後のプレゼントなの。今日は悟の好きなことしていいから…もらって…くれる…?」
赤面した顔を隠しながらそう呟けば、指の隙間から見える悟の表情はさらに驚いた表情をしたあと
「ちょっと待って、僕の奥さん最高すぎるでしょ」
とそんな事を真顔でぼそりと呟いた途端、私を勢い良く押し倒した。
いきなり反転した視界にゆっくりと瞑っていた目を開けば、私に覆いかぶさっている悟はさっきまでとは違いとても楽しそうに私を見下ろしている。
良かった、どうやら喜んでくれたみたいだ。だけどそんな呑気な事を考えていたのも束の間。
「この下着、めちゃくちゃセクシーだねぇ。黒似合ってる」
ゆるりと口角を上げ瞳を細める悟は、私のブラ紐をすーっと撫でるようにして上から下へと触れていく。
「悟も…服抜いで…」
何だか私ばかり赤くなっていて、それが余計に恥ずかしくて…私は余裕気な表情をしている悟を見つめると、そんな彼の服へと手をかけて一つ一つボタンを外した。
「うわぁ、リンちゃん積極的で興奮しちゃうなぁ♡」
「からかわないでよ…」
「だってほら、リンの下着がエロすぎてもう僕こんなになってる」
悟の指差す方へ視線を向ければ、すでにズボンがキツそうに大きく盛り上がっている悟のアソコ。