第31章 大切な日
普段はパステルカラーの水色やピンクなど、淡い色の下着が多い私だけど、今日はあえて正反対の黒を選んでみた。だけど…ちゃんと似合うのかな…
しかも布の面積少ないし…
腰回りはいわゆる紐パンという物になっていて…ブラの前デザインは谷間の間がリボンで解けるようになっている…パンダ君の言っていた、私にリボンを巻くをここに来て少しだけ取り入れたみたいな感じになっているわけだけれど…
悟喜んでくれるかな…それどころかドン引きされたらどうしよう。
しかも、よくよく考えたら悟は出張帰りだ…もしかしたら疲れていてそれどころじゃないかもしれない。
そんな事を悶々と考えながらも、とりあえず下着を着てみると、鏡に映る自分を見てボッと赤面する。
何これ…ハレンチすぎる…
「胸とか谷間すごい事になってるし!おしりなんて全然隠れてない!!どうしよう!だけどそんな事考えてる余裕ないよ!悟すぐに来るって言ってたし!!」
とりあえずどうせ服は脱がないといけないんだからと、ズボンは履かず悟とお揃いのパジャマの上のみを着ると慌ててベッドへと潜り込んだ。
どうしよう…ズボン履いてないのバレたら…痴女だと思われるかも。というかそもそもこんな下着付けてる時点でヤバイんだけど…
ドキドキハラハラしながら布団の中で丸まっていると「お待たせー」と言って悟は寝室へ入ってくると、サングラスをベッドサイドに置いてからベッドへと入ってくる。