第24章 引越し
悟はサングラスを外し自分のTシャツを脱ぐと、それをソファーの下へと脱ぎ捨てる。
綺麗に割れた腹筋。服を脱ぐと分かるガッチリとしたその体型は…何度見ても思わずドキドキと心臓が痛いほど音を鳴らす。
深いキスをしながら、、スルスルと流れるようにして悟は私のシャツも脱がせると、そのまま私をソファーの背もたれへ深く座らせ覆いかぶさるようにしてキスを繰り返した。
「……んっ…ふぁ…ッ」
熱くて優しい悟のキスが好きだ。
まるで何も考えられなくなるほど、私を甘やかしてくれる悟のキスが好きだ。
私はそんな悟の首元へ腕を回すと、グイッと引き寄せるようにして無我夢中でキスを繰り返した。
悟の大きな手は再び私の首筋からゆっくりと胸へと下りていき、その先端を優しくクリクリといじり始める。
その感覚に「…っあ……」と小さな声を出せば、目の前の悟が優しく微笑んでくれる。
「…可愛い」
悟に可愛いと言われる度、まるで本当に自分が可愛くなったような気がしてしまう。それほど悟は優しく…甘く…私を見つめてくれるからだ。
だけど、私からしたらそんな表情をする悟は信じられないほど色っぽくて…そして大人っぽく見える。
本当はそんな悟へ欲情しているなんて、きっと私が言える日は来ないんだろう。
クリクリといじられていた蕾の先端は、今度は悟のいやらしく濡れた口へ含まれるようにして転がされると…そのまま何度も吸い付かれては弾かれるようにして小さく甘い刺激を送り続けられる。
「……あっ…ふンっ…はぁ…」
いつの間にか私のアソコへと手を滑らせクチクチと意地悪気に指を出し入れしていた悟の手が止まると、悟は私の両脚を持ち上げソファーの下へ降りるとそこへしゃがみ込む様な体制になった。
「リン、自分の脚持てる?」
気付かぬうちに脱がされていた自分のズボンと下着に気が付くと、私の両脚を曲げるようにして持ち上げていた悟が私の手を誘導しながら脚を持たせてくる。
「え…こんなの…恥ずかしぃ」
照明は消しているが大画面テレビの光のせいでかなり明るいリビングに、自分で自分の両脚を持ちアソコを開いている私の影が映り込みボッと顔が赤くなっていくのが分かる。