第24章 引越し
そう聞いた私へ、悟は特に答える事もなく…そのままゆっくりと顔を近付けてくるとそっと優しいキスをした。
「抱きたい」
「…え?」
「リンのこと、今すぐ抱きたくなった」
さっきまで普通に映画を見てたのに随分突然…そしてとてつもないほどド直球なお誘いだ。
「でも…今からクライマックスだよ…?」
「だけど、ほら。もう僕結構前から準備万端なんだよね」
悟は私へニッコリと爽やかに笑うと、私の右手を取り悟のアソコへと持っていく。
私の手に触れたソレは、悟の言う通りどう考えても準備万端で…熱く大きくなっているのが分かる。
「リンとくっついてると、僕の下半身本当思春期の中学生レベルで笑っちゃうよね」
「それ…自分で言う…?」
そんな私のセリフに、悟はケラケラと笑うと「リンが可愛いのがいけないんだよ」と楽しそうに言いながら、私の身体をグイッと起き上がらせる。
私はそのままされるがままに身体を起こすと、悟はそんな私のTシャツへと手を入れ、それとほぼ同時にパンツの中へも指を滑り込ませてくる。
え、今から本当にクライマックス始まるのに…と思いながらも…次の瞬間には与えられた刺激で私の思考は停止し、悟が耳元でいやらしく囁く。
「最近全然リンに触れてなかったから、今日は手加減出来ないかも」
「……っ…」
そのあまりに色っぽい声に、私は身体をピクリと反応させながらも、唇を深く塞いできた悟に答えるようにして小さく口を開いた。
互いの舌が絡まり合う度、くちゅりっと水音を立て透明な液体が二人の口内を行き来する。