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【呪術廻戦】抱きしめてそばにいて

第24章 引越し



家に着き、二人で「ただいまー」と言い合う自分達を見て何だかこれだけの事なのにやけに嬉しさが込み上げてくる。これが同棲するって事なのかと実感が湧いてくる。



そのあとは二人で一緒にお風呂に入り、お風呂から上がったころには悟が頼んでおいてくれたピザが届いた。



ピザを受け取りリビングへ行くと、ソファーに座り映画を選んでいる悟の姿が目に入る。



「何見る?アクション?ラブストーリー?サスペンス?」



「うーん、アクションかなぁ」



「了解」と言った悟はリモコンをカチカチと操作すると、その中から面白そうなアクション映画を選び再生ボタンを押した。




「こっちおいで」



「うん」



ピザとお皿を持ちソファーへ行くと、隣に座った私に悟が肩へ腕を回す。ピザを食べながらボーッと映画を見始めて思う。



何だか悟と二人でこんなにまったり出来た夜はいつぶりだろうか…もしかして…初めてかも?いつもどちらかが遅くまで任務にあったってる事が多くて会うのは結局夜中になる事が多いもんなぁ。




でもこれからは一緒に住むんだから、お互いに少し空いた時間とかでも必然的に会うことが出来るから嬉しい。




ピザを食べ終わり、悟が抱きしめてくれる肩にもたれながら画面を見つめていたが、いつの間にかその体制は少しずつ変わっていき、今は悟の膝枕で横になりながら映画を見ている。



悟はそんな私の髪を時折サラサラといじったり、頬に触れたりしながらも、画面を見つめる視線は真剣だ。



だけど、あともう少しでクライマックスに差し掛かりそうだな…そう思っていたところで。



「ねぇ、リン」



その声に視線を真上へ上げると、悟がサングラス越しにニコリと微笑み首を曲げてこちらを見下ろしている。



「なぁに?」



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