第24章 引越し
“そうか、リンがそう言うなら大丈夫だな。まぁアイツ昔からリンの言う事だけは聞いてたもんな”
「え?そうだった?そんな気がしないけどなぁ」
“いや、私や夏油にはもっと酷かったよ。あんなに人の話を聞かない奴は未だかつてアイツしか見た事がない”
「まぁ確かに夜蛾先生の話とか全く聞いてなかったもんねー」
“まぁ呪術師最強も、惚れた女には弱かったってことか”
硝子は電話の向こう側で小さく笑い「まぁ仲良くやれよ、五条が喚くと面倒だからな」と言うと、「じゃあ仕事に戻るよ」と言う硝子へ心配してくれてありがとうと伝えそのまま電話を切った。
今度硝子を家に誘ってみようと思いながら作業を再開して2時間後、無事引っ越しは終了して片付けまで終わった。
そう考えると本当に私って物少ないんだなぁ。女性としてどうなんだろう…
そういえば悟は何時に帰って来るのかな、お昼は食べちゃった方が良いのかなと思い【お昼ご飯食べてから帰ってくるの?一緒に食べる?】とメッセージを送ると、1分もしないうちに返事がきて【ごめん、13時ごろになりそうだから先に食べてて!夜は外で一緒に食べよ♡】と返ってきた。
私はそれに【了解!夜ご飯楽しみ〜】とだけ送ると財布を持ってコンビニへと向かった。
さすがに少し疲れたからご飯を作る気にはなれない、コンビニで軽く買って悟が帰って来るまで少し休憩しよう。