• テキストサイズ

【呪術廻戦】抱きしめてそばにいて

第22章 揉め事



私はバタバタと勢いよく部屋に戻ると、急いでシャワーを浴びて身支度をした後すぐにマンションを出た。



今までヤった女の子を並べて泊まりに行く!?それはさすがに言い過ぎでしょ!!



ムカムカとした気持ちのままタクシーへと乗り込み駅へと向かう。



しかし現地に着く頃には、さすがの私も少しずつ冷静になっていて…確かに呑みに行く時は連絡するって約束していたのに忘れていたのは私だ…しかも悟は疲れてたはずなのに迎えまで来てくれたのに…言いすぎたかも…と申し訳ない気持ちが生まれてくる。



スマホに悟からの連絡はない…結局私何にも言わずに出張に来ちゃったし…悟今頃どうしてるだろう。



「はぁ…」とため息を吐き出しながらキャリーケースをガラガラと引いていると。



「…リンさん?」




少し驚いたような、そんな聴き慣れた声が聞こえてくる。




「あ、七海君!こんにちわ!」



「いや、こんにちはではなくて…何故あなたがここに」




その顔は少しばかり驚いた表情をしている。七海君の驚いた顔なんてとってもレアな気がする。



…というか、もしや…七海君も私が来るって聞いて無かった…の?




「えっと…実は冥さんの代わりに来ました!」



そう言ってニッコリと笑うと「まったくあの人も…勝手だ」と言ってため息を吐き出した。



七海君とちゃんと会うのはあの日二人で話して以来だ。その後にも何度か挨拶程度に一瞬すれ違うことなら二、三回あったけど。お互い忙しくて話す余裕なんてほとんどなかった。



だからか…少し気まずいと言えば気まずいのかもしれない。




/ 483ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp