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【呪術廻戦】抱きしめてそばにいて

第22章 揉め事



「え、うん言ったけど…それがどうかした?」



いきなり悟が起き上がるものだから、私もビックリして驚いた表情をしていると。



「ねぇ、ちょっと待ってそれ。まさか七海も行くとか言わないよね?七海が一昨日静岡出張に行くって話ししてたんだけど!」



「え?七海君?確かにもう一人一緒に行くとは冥さんから聞いてたけど、七海君かは知らないよ」



確かに、資料にはもう一人一緒に行く人がいるから現地で合流するようにと書かれてた…けどまさかそれが七海君だったとは。



「いやいやいやいや!!ダメダメダメダメ!!ぜっったいダメでしょ!!元カレと二泊三日の出張??あり得ないから!!」




ベッドから立ち上がった悟は私の肩をがっしりと掴むと、六眼を見開き恐ろしい表情で私を見下ろす。




悟の気持ちはわかるけど…




「ダメって言われても…仕事だし…」




困ったように呟く私を、悟は信じられないモノでもみたかのような顔をすると。




「は!?まさか行くつもり??行かないよね?僕がこんだけ言ってるんだから行かないよね!?つーか冥さんありえないだろ!昔七海とリンが付き合ってたの知ってるくせに!」



「それは今私と悟が付き合ってるのしらないからじゃないの…?」



「いーや、あの人は絶対知ってる!そういう人だ!つーか冥さんもあり得ないけど、リンにこの出張割り振った奴誰だよ!!僕が直々にマジビンタしてやる!!」




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