第21章 恋人とデート
「3秒以上…?え、3秒でもう浮気!?」
「うん、そうね。僕的には浮気だね」
「いや、それはちょっと難しくない…?だってほら仕事の話する時とかさ」
驚いたような表情をして僕を見上げる彼女の頬をそっと優しく撫でる。
「僕ってさ、面倒な男なんだよね。リンにはずっと僕だけを見ててほしいんだ」
愛おしげに彼女を見下ろしながら囁けば、リンは「ふふっ」と笑ったあと。
「もうとっくに悟しか見てないよ」
と甘い笑顔で言われて、その愛らしく色っぽい表示に思わず心臓がドクンっと音を上げる。
リンは忘れているのか、先どほ彼女が自分でボタンを外していたワンピースの胸元の服を軽く引っ張ると僕はそのあらわになった白い膨らみへと優しく吸い付く。
「…悟っ……」
ジュっと音を出し唇を離せば、こそには真っ赤な花弁が咲き僕のものだという印が刻まれる。
「そんな乱れた格好してたら、僕我慢出来なくなっちゃうよ」
そんな僕の言葉に、先ほどの自分の大胆な行動を思い出したのか胸元を見てギョッとしたリンは慌てて服を手繰り寄せながら赤面する。
ふっ、可愛いな。真っ赤になっちゃって。
僕はそんなリンの手を優しく引くと、少し先にある大きなベッドへとそっと押し倒した。
一瞬の出来事に、僕の下では困惑したリンが僕を見上げている。