第21章 恋人とデート
「せっかくだし、エッチなことしちゃおっか」
口角を上げニヤリと笑う悟は、サングラスを外す。
そして私のスカートの裾から手を忍び込ませると、内側の太腿を撫でるようにしてスーっとスカートをたくしあげた。そのまま悟の手は止まる事なくその先にある私の秘部をショーツ越しに撫でる。
「……ッ…」
その感覚にピクリと反応すれば、悟は嬉しそうに瞳を細めた。
「リン、僕の服脱がせて?」
「…えっ?」
私の上へ覆いかぶさっていた悟が、楽しそうに微笑みながらそんなことを言ってくる。
その表情は少し意地悪な顔付きをしていて、焦って赤面している私を見て楽しんでいるようだ。
「ほら、早くっ」
喋りながらも私のワンピースをスルリと匠に脱がせてくる悟に、私は緊張しながらも目の前の悟のシャツのボタンを一つずつゆっくりと外した。
ボタンが全部外れると、はらりとシャツが開き悟の肉体美があらわになる。
綺麗に割れた腹筋に、キメが細かく色白な肌が色っぽい。
私はそのまま悟のシャツを肩からスルリと落とすと、それを見ていた悟が熱い瞳で私を見下ろした。
「脱がされるのって何かエロいね、ハマりそう」
「何言ってるの…からかわないで…」
私の頬に触れる悟の手が熱い。
私はそれに合わせるようにして目の前の首へ腕を回し引き寄せると、そのままどちらともなく深く深く唇を合わせた。