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【呪術廻戦】抱きしめてそばにいて

第18章 自分の想い



鼻先を真っ赤にし…手を冷たくし…少し不機嫌そうに私を迎えにきた悟の事を……



話していた途中、突然言葉を止めた私に七海君は不思議に思ったのか、私を心配そうに見下ろす。




そして私ん覗き込んだあと、少し困ったように笑うと




「五条さんと何かありましたか?」




そう言って私に優しく問いかけた。




確か、以前もこんなことがあった気がする。高専2年の時だ。




まだ私と七海君が付き合う少し前、私達が付き合うきっかけになった日。




そして……悟が私にキスをした日…





「どうして…そう思うの…」





七海君を見上げ、そう小さく呟けば彼は呆れたように小さなため息を吐き出したあと、穏やかに目を細めた。




「五条さんと何かあるたび…あなたはいつも今みたいな顔をしていましたから」





「私はそれに…どうしようもないほどいつも嫉妬していたので、だからすぐに分かりますよ」と付け加えられた。




今みたいな顔…?


悟と何かあるたび…私は七海君が気が付くような顔をしていたの…?




少し驚いたように七海君を見つめると七海君は「あなたは本当に変わりませんね、すぐに顔に出る」と言ってクスクスと笑う。




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