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【呪術廻戦】抱きしめてそばにいて

第16章 酷い夜だからこそ



お風呂に入り、部屋着に着替えていると【家着いた〜シャワー浴びるから部屋来てまってて⭐︎】とメッセージが来ていて。髪を乾かし、冷蔵庫に入っているジュースとお菓子を袋に入れると悟の部屋へ向かった。



コンコンと一応二度ノックをして「おじゃましまーす」と声をかけると、丁度シャワーから上がったのか上半身裸で髪を拭いている悟が脱衣所から出てくる。



「きゃあっ!」



パッと目を覆い声を出すと、そんな私に気がついた悟が「あ、いらっしゃーい」と呑気に微笑む。



一瞬ぽかーんと立ち止まってしまったものの、その悟の姿に慌てふためく。高専の時も鍛え上げられた身体してたけど…今はそれに恐ろしいほどの大人の色気が加わってとても直視なんて出来ない。





「服!服着て!」




顔を真っ赤にして悟へ声を上げると「何照れてんだよ、リンのエッチ〜」なんてふざけた事をからかうようにして言ってくる。



私はそんな悟を無視してドスドスと怒ったように足音を出すと、そのままリビングへと入った。



悟はしばらくしてTシャツを着てからリビングへ来ると、冷蔵庫から蟹を取り出す。



「悟って料理出来るの?」



今さらそんな疑問を投げかけると「え?できないよ?」と当たり前のように言ってくる。



「え?出来ないの?」



「面倒だからやろうとした事すらないね、だからリンが作ってよ」



えぇー、鍋パしたいって悟が言ったのに料理出来ないなんてパターンあるの?と思いながらもキッチンへと行くと、そこにはとんでもない量の材料が置かれている。



「あーそれ、24時間営業のスーパーあったから色々買ってきたんだよね」



「すごい量だね」



「何買えば良いのか分かんなくって、とりあえず手当たり次第買っといた」



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