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【呪術廻戦】抱きしめてそばにいて

第2章 合同任務



さらには傑までが同じ状況だなんて…そう思っていた次の瞬間。




スッと背筋が凍り付くような感覚。


瞬時に背中に背負っていた刀を鞘から抜きかまえる。




わらわらと一斉に溢れ出してきた呪霊達。20…いや、30は裕に超えているかもしれない。




そしてその中心…そこには丸く大きく膨れ上がるようにして呪いの形を保っている一級相当の同じ型をした呪霊が3体。




「嘘でしょ…全然低級じゃないじゃん」



「ハハッ、どうりで何も居なかったわけだね。あの3体が全てを操っているようだ」




「そのようですね、どうしましょうか」




傑が一級、私が準一級、そして七海君は二級だ。




傑は一級を倒せるにしても、一度に3体の一級呪霊を相手にするのはさすがにキツイはず。ましてや周りに30体もの低級呪霊達までいるのだから。




それに七海君はまだ入学したての一年生だ。いくら一年生にしてすぐ二級呪術師になるほどの実力があったとしても一級相手にどうにかなるはずがない。




「…傑」



「あぁ、大丈夫さリン。心配いらないよ」




傑がニコリといつも通り優しく微笑んだところで、ドカーッン‼︎と物凄い爆発音があたり一面に響き渡る。




何!?と一瞬思ったものの、こんな規格外な爆発を起こす人物はどう考えても一人しかいない。というより最悪は遊園地が全壊するかもしれない。




「どうやら悟の方も随分派手にやっているみたいだ。あの分ならあっちも問題なさそうだね」




…問題…ないの?あんなに物破壊されてるけど…



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