• テキストサイズ

【呪術廻戦】抱きしめてそばにいて

第9章 少しの変化



携帯を開くと、画面には七海君からの着信はもちろん硝子や悟、傑からもメッセージや着信がきている。


わぁ、どうしよう!皆んな心配してるよこれ!



「七海君ごめんね!ちょっと皆んなにメール返す!」


「どうぞ」


カコカコと急いで携帯を操作して三人にそれぞれメッセージを打ち込んで送った後、隣の七海君へと向き直った。



「終わった?」


「うん!三人とも私が音信不通でめっちゃ怒ってたよ」


「だろうね、先輩達が怒ってるの想像出来る」


「…………」


真顔で答える七海君も、音信不通だった私に少なからず怒っている様子だ。



「休みの二日間、心配だから部屋泊まってほしい」


「え…?七海君の部屋?」


「そう、また音信不通になったら困るし」


「でも私、もう元気だよ?」



腕をぐるぐると回しながら元気アピールをすると、七海君は呆れたようにため息を吐き出したあと、私を見下ろす。



「それでも心配なんだ。だから泊まって」



二日前の七海君の表情を思い出す。そうだ、私は彼に酷いほど心配をかけた…きっと今だって…私が元気だと言っても不安なのかもしれない。


私は「じゃあ七海君の部屋泊まらせてもらうね!」とニコリと微笑むと、七海君は私の手を握って立ち上がった。



/ 483ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp