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テニスの王子様 (短編集)

第1章 季節外れの花火大会



「よ~しそりゃ行け~」

バタバタ~ な、なんかすごい勢い。

「ここなら、見えるわよ。!」

張り切ってるし、私はそんなに興味ないのにな~。

「な~にその顔『まったく興味ありません。』って顔してる!。」

「当たり前でしょ私には、テニス以外!眼中になし!!」

そう今の、私にはテニス以外考えたくなかった。

「でもさぁ~あんたの好きなテニスしてる人達なんだからさぁ~」

「もう~仕方がないな~見るだけだよ。」

私が渋々窓の外を見た時、自分の目を、疑った。

「あぁ~!あいつ~!」

「な、何いきなり大きな声出して!」

「覚えてない。
 ほら、私がテニスクラブに居た時にぴょんぴょん飛んで、嫌み言ってた奴だよ。!」

「あぁ~居たね~あんたと、いつも言い合いしていた奴。」

「私、行ってくる。」

バタバタと階段を降りて行った。

「あ~あ行ちゃたよ。
 因縁のご対面?それとも~・・・」

私は、人混みの中に、割って入って行った。

「ちょっとごめんなさい。」

『な、何よ~あんた~』他の取り巻きの子達がぶつぶつ言うがおかまいなし私は、目的のそいつに、駆け寄って行った。




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