第5章 ★ベッドの上のお手伝い
「つまり……獄門疆に入った時点から生理的現象は止まっています。食欲、睡眠欲、そして性欲も。一定のまま変わりません」
「え、じゃあ、この五条先生の限りない性欲は?」
「元来のものですよ。あなたに発情してるのは間違いなさそうですが。千愛さんがよっぽどいいんでしょう」
「え? ええぇー」
じゃあ、この行為は最初っから、私とのただのセックス? 獄門疆とかお手伝いとか関係ない!
「では私はこの辺で失礼します。言い忘れていましたが、アフターピルは出来るだけ早めに処方してもらうように。それと性病検査もお忘れなく」
「いや、待ってナナミン。ちょっと待って。行かないで」
「さようなら千愛さん。残念です。あっさり五条さんに寝取られてしまうとは」
「違うの、待って。行かないでぇえ!」
「ねぇ誰と喋ってんの? 今から僕のこと以外、考えるの禁止ね」って五条先生が腰をバッチュンバッチュン突き上げる。
また勝手にそんなルール決めて、勝手に始める。子宮口に亀頭をもぐりこませて、ぐにぐにさせてくる。
「待って、ナナミーン! っ! あッ、いやっまたイく。あっ、嗚呼ぁぁあイっくぅ!」
「なに、ナナミンって。脳内で3Pでもしてんの? 僕とシながらそれはひどいんじゃない?」
むっとした声出して、まるで嫉妬でもしたみたいに激しく腰を振ってくる。