第5章 ★ベッドの上のお手伝い
「んあぁ……せんせっ、こんなの……いけない。やっぱりいけない」
訳がわからなくなってる。とってもとっても気持ちいいのだ。
「こんなの猿だよ、お猿さん」
「僕はさるじゃなく、さとるだけどね」
「全然おもしろくないから!」
こんな時でも、どこか余裕なのが悔しくもあり五条悟っぽくもある。
「無理させすぎた? ごめんね。どっか痛むんなら言って」
「そうじゃなくって……その、恋人でも好きでもない私とこんなことしちゃいけない」
「んー? 僕は千愛のことが好きだよ」
「へ?」
何を言ってるんだろ。気持ち良さで頭がおかしくなっちゃってるのかな。会ったばかりの私を好きなんてそんな都合のいいセリフ……。
同居し辛いから好きにならないでって、最初に言ったのは五条先生の方じゃん。矛盾してるし、相手は二次元で私は三次元だしありえない。
もたもた思考を巡らせていると、くるっと体を回転させられた。
「今度はこっちね」
四つん這いの格好にさせられ、後ろから彼の突起が入り込む。パンパン打ちつけられている。
「やらっ」って出した声は小さすぎたのか、何の主張にもなっていなかったようで、無慈悲にも聞き流されてしまった。