第5章 ★ベッドの上のお手伝い
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もう少なくとも5回は絶頂を迎えたと思う。普通ならもう爆睡だ。
だけど私の体はどんどん、彼専用の体になりつつあった。つまりもっと犯してほしくなってしまっている。
五条先生が与えてくれる半端ない快感が麻薬のように体を淫乱にさせ、全然理性が働かない。
気付くと私は向かい合わせになって、五条先生の膝の上に乗せられていた。大きな手で胸を揉みしだかれて、丸い実のような胸の先端を指先で、くにくにと撫でられる。
「あ、それダメ」
「ダメじゃなく、もっとして、だよな?」
「……ち、がうから」
否定すると先生は余計に攻めてくる。胸に吸い付いては、ちゅぱって音を立てて離し、ぷるんと胸が露わになったかと思うと、また強く吸い付く。
乳房を甘噛みされて、そのままちゅうっと引っ張り上げられると、言い知れない感覚に襲われた。
子宮がさっきからずっとぎゅんぎゅんしてる。
「あ……せんせぇ……っ!」
天井に向かって声を上げると「挿れるね」ってひとこと宣言されて下から突き上げがきた。
「はぁっ……、ぁあああ、んんっ!」
「エロい顔するねぇ」
「だって、だって五条先生が……」
「僕のせいじゃないでしょ……自分で腰動かしてるじゃん」
言われて驚く。さっきから何度もシてるけど、そんな自覚は全くなかった。
私は受け身で先生に身を任せているだけだと。獄門疆で溜まった欲を出し切るのをお手伝いしているだけだと。