第5章 ★ベッドの上のお手伝い
嘘でしょ……。どうしよう!
イききった後に冷静という名の現実が、私の全てを包みこんだ。五条先生とシちゃったの? しかも生で。 同居2日目でこんな関係になるなんてバカもバカ。最悪じゃん。
さっき私と重なり合ってたのは、等身大フィギュアだったとか抱き枕だったとか、言い聞かせてみたけれど、そんなんじゃとても誤魔化せそうにない。
本物の五条悟だった。まだ、ナカに凶悪的なモノが入り込んでた感覚がじんじん残っている。
なんでこんな事に!
会話の流れから察するに、獄門疆で溜まった欲を出し切るためのお手伝いを私が申し出て、本番行為でOKしたって感じだ。
恐る恐る隣を見ると、五条先生は、肘をついて横たわりながらこちらに顔を向けていた。
恥ずかしくてどうしていいのかわからずに固まっていると、先生の長い腕が伸びてくる。それが頭の上にとんっと置かれた。そこから髪を梳くようにして肩まで優しく撫でられる。