第5章 ★ベッドの上のお手伝い
「そこまで頑に言うなら千愛はイくの禁止ね。僕がいいっていう前にイったら千愛の負け」
「なにそのルール」
「今、僕が決めたの」
「待って、そもそも私がイくとか、先生の欲と関係な――」
「んじゃスタート♡」
人の話を無視して、勝手に決めて勝手に始まった。京都校との交流戦の五条先生の開始の合図もこんな感じだったような。
私はイったりしない! そう思って五条先生をじっと睨みつけた。だけど、そう思ったのも束の間……。
激しくピストンが打ち込まれ、頭の中がぼうっとして、何も考えられなくなってくる。
「はぁっ! はぁ、あっ! んんっ」
「もうぐずぐずじゃん。まだ我慢してよ〜」
「声は、イくのと関係ないから……気にしないで。勝手に出るだけ……ぁっ! んん……あっ!」
「負けず嫌いだねー」
五条先生がくすりと笑う。本当のことを言うと、気持ちよすぎて声を抑えられない。もっと深く繋がりたくて脚を大きく広げてしまってる。
最奥まで届くような激しい腰の振りに、身体中が痙攣した。
「あっ、せんせぇ……!わたし、もう……!!」