第5章 ★ベッドの上のお手伝い
「まさか僕の獄門疆生活を思って、ここまで考えてくれてるとは思わなかったよ」
「別に、考えてたわけじゃないけど……五条先生が、ベッドの上でお手伝いなんて言うから……1人じゃ無理って言うからっ、ぁッ、そこっやッ!」
「ん、可愛がってあげる」
「いい、いいよ! 私はシたいわけじゃないから」
「なーに言ってんの。君からお手伝いを申し出てきてそれはないでしょ」
お喋りはそこまでって感じで、五条先生は覆い被さってきた。腰を動かしてグッ、グッと奥に向かって挿入を深める。お腹の裏側がぐんぐんせり上がるような圧迫感で苦しい。
「はッ、ぁっ、ダメっ。それ以上深いの入んない」
「だーいじょうぶ。僕に任せてもっと力抜いて」
余裕を見せられ、不思議と無駄な力が抜けていく。枕元に逆手に置かれた私の両の手のひらに、五条先生がそっと手を重ね合わせてきた。
恋人つなぎみたいに優しく指を絡められる。漏瑚とお揃いだーなんて、今そんな事、言ってる場合じゃない。心臓がバクバクして飛び出そうだ。