第5章 ★ベッドの上のお手伝い
「なんか力入ってるね……そんな難しいことじゃないし足崩せば?」
「このままで大丈夫。えっと、お手伝いですよね?」
「そっ。まぁー、手始めに横になってみてよ」
横になる? 私が思い浮かべていた体勢と少し違う。寝転びながらはやりにくいんだけど……って、だからやらないってば。
「いったい何するの?」
「説明はこれから」
五条先生の青い瞳は真っ直ぐで、いつになく真剣な顔してて、とりあえず言われた通り、体をベッドの上に横たえた。
――え、嘘。どうしてこんな事に? 私、何しちゃってるの?