• テキストサイズ

【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第17章 帰還


 私は五条先生がクローゼットからやって来るまでの間、毎日のようにオタ活して、SNSを巡回して、ファンアートを恵んでもらった。

 そのお陰で、記憶障害の不安が紛れたり、自分が何者なのか分からなくて苦しんだ時も、寂しかった夜も、癒しと萌えをもらって生きてこれたように思うから。

 ***

 ――そうして五条悟はのちに獄門疆から復活した際『五条悟復活』のワードでトレンド入りすることとなる。
 
「オマエ言葉選べよ、今際の際だぞ」

 痺れるセリフを放ち日本海溝の深層から復活。

 その後もバッキバキの肉体で最強の力を見せつけ、「宿儺様ともあろうお方がお母さんの縫った雑巾の指図を聞くんですか〜?」とふざけた煽りで挑発し「勝つさ」と自信たっぷりの言葉を発した。

 彼の一挙一動が五条ファンをはじめ、呪術廻戦を愛する人達の多くを喜ばせ、大いなる盛り上がりを見せることとなった。

 ***
 
 悟は別れ際に「最後にハグでもする?」なんて夕亜と出逢った頃のようなやり取りを私に吹っかけ、「いや、いいです」と私もそれに乗っかって、笑いながら獄門疆へと戻って行った。


/ 681ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp