第17章 帰還
悟はまだぼうっとしている。これまではっきりと伝えたことがなかったのだから当然だろう。もう一度口を開く。
「愛してる。この先何があってもずっと悟が大好きだから」
「それはやばいでしょ」
言うやいなや、さっと膝裏に手を入れられて、ふわっと身体が宙に浮いた。
気付けば抱き上げられていて、ベッドへと運ばれている。
「異次元での延泊決定!」
「へ?」
悟はベッドの上に優しく私を降ろした。
次号のジャンプの呪術廻戦は確か休載だ。まさかこうなる展開も含めての算段ですか下々先生? と心の中で訊ねたくなる。
読者の皆さん、あともう少しだけ五条先生を貸してください。
そんなことを思いながら、私は覆い被さってきた彼に身を委ね、そこから深夜まで幾度も彼の精を胎に注がれて、果ててもなお、快楽を与え続けられたのだった。