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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第15章 ★止まらない熱情


「千愛も万愛も僕は愛してる」

「私も、悟を……」

 続きの肝心の言葉は、やっぱり出てこなくて喉を詰まらせる。すると悟は全てわかっているみたいにぎゅっと私を後ろから包み込んで抱きしめてくれた。

「記憶が戻ったなら尚更急に言えたりしないよ」

「なんでなんだろ……ごめん」

「君が僕のことを想ってくれてるのは知ってるからさ。焦んなくていいよ」

 バスタブのお湯よりも温かな悟のぬくもり――それに包まれて、私たちはしばらく黙ったまま静かに寄り添っていた。


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