第15章 ★止まらない熱情
「ねぇ、わかっててやってんだよね?」
「え?」
「僕を煽ってるってこと」
瞬時に悟の胸に置いていた手を取られる。
腰掛け椅子に座っていた私はあっという間に抱き抱えられて悟と入れ替わり、彼のお膝の上に座らされた。
後ろから抱きしめられて耳元に唇を寄せられる。
「たっぷり可愛がってあげる」
「ひゃ……っ」
悟の大きな手が私の乳房を下から持ち上げるように包み込んだ。
両胸を揉みしだかれながら、親指の腹で泡の付いた頂をくりくりと擦られると、さっきまで欲しがっていた刺激を与えられたからなのか、いつもより敏感に感じてしまう。
我慢しきれず吐息混じりの声が漏れ出る。
「あふ……っ、ん」
「気持ちいい?」
「きもちぃい。でもそこばっかり、ダメ」
「じゃあこっちも」
そう言うと悟は片方の手で胸の突起をいじりながら、もう片方の手を太ももの内側に滑りこませてきた。