第15章 ★止まらない熱情
「じゃお先にいただくね」
「何言ってんの、一緒に入るよ」
「へ?」
「こういう時のアイデアは二人で練らないと」
「ちょっ」
当たり前のように悟が服を脱ぎ始め上半身が裸になった。
何度も見てるとはいえその鍛えられた体に心臓がバクバクする。
割れた腹筋、盛り上がった胸筋にがっちりした二の腕、ピンクアーモンドのきれいな乳首を見せられて視線が彷徨う。
「さぁさぁ万愛も脱いで。それとも脱がしてほしい?」
「まだ一緒に入るとは言ってないよ」
「はい、バンザーイして」
有無を言わさず服を脱がされ、背中を押される。浴室の扉がガシャっと開いた。
「二人で入ったのが懐かしいねぇ」
「なんでそんな余裕なの! 私はすっごい恥ずかしい」
「よく言うよ。浴槽で僕の膝に乗って抱きついてきたじゃない。千愛があんなに積極的だと思わなかったね」
「ちっ、違うから! あれはハプニングだったの」
「どうだか」
「悟!」
そんな言い合いをしながら結局2人でバスルームに足を踏み入れた。