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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第15章 ★止まらない熱情


 源信は獄門疆の所有者が羂索になったからと言って羂索の手下になったわけではないと言う。

 特級呪物として独立しており、とにかく呪物としての力を保ちたいのだと主張する。

『万愛が私に呪力を返すというなら、五条悟の望んだ場所に移動できる結界を獄門疆を起点として引くことにしよう。羂索に知られず極秘に五条が動ける方が戦術的にも有利だろう。もちろん君の元へも行ける』

 源信が持ちかけた呪術的な取引はいわゆる"縛り"だ。裏切ることはないだろう。しばらく考えて返事をした。
 
「わかった」

「ただし――」
 
 この時私は最後まで言葉を聞くことなく無為転変により魂の一部に触れられ、姿を変えられた。

 ただしの後に何を言われたのかは覚えていない。悟に話すと彼は答えた。

「ただし――万愛と僕が同じ熱量で思い合っていることが条件、だろうね」

「そうか」

「君の愛の術式の力も借りないと、この結界を通すのは呪術的に難しいってこと」



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