第15章 ★止まらない熱情
あえて悟にこのことを伝える必要はないだろうと思い黙っていると、悟はふーんと鼻を鳴らした。
「ま、どっちにしても君は誰にも渡さないけどね。千愛も万愛も僕のもの」
そう言うとキャミソールの上から胸の先端をきゅっと摘まみ上げられた。
「あッ……やっ!」
「好きだよね、ここ」
反対側の頂も同じように摘ままれて、くりくりと指先で転がされる。
「んんんっ……ぁああ!」
「もう固くなってる」
「そんなわけ……」
見ると、キャミ越しにぷくりと蕾のような形が盛り上がっている。悟はその上に指を置き、円を描くようにくにゅりくにゅりと捏ねた。
「やぁん! ぁっ……やらぁ」
「可愛い声出しちゃって。もっと聞かせてよ」
反応を楽しむようにキャミの上から胸の先端を弄り始めた。親指で丸い蕾をぐいっと押し込んだり、人差し指でピンッとはじいたり。上に、下に、左に右に……。