• テキストサイズ

【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第15章 ★止まらない熱情


 顔を背ければ「こっち見て」と顎を掴まれて正面に戻されてしまう。そして再び唇を重ねられて、今度はすぐに舌が入り込んできた。

 先程よりも激しく舌同士が絡み合い、深い口付けに変わる。

 舌を絡めては吸い、舌先を擦り合わせ、唇を舐め合う。

 いつの間にか手首は解放されていて、私は彼の首に腕を回し、濃厚なキスを繰り返していた。

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 ようやくキスから解放された時には、身体は完全に力が抜けきっていて、悟の首元に回していた腕もずるりとベッドの上になだれ落ちた。頭がぼうっとして何も考えられない。

 少しだけ上体を起こした悟が、私を見下ろすような姿勢を取り、私の濡れた下唇を親指の腹でなぞる。

「僕の唇の形も思い出してくれた?」

 返事をしようにも、荒くなった呼吸を整えるのに精一杯で息しか出てこない。



/ 681ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp