第14章 再会
呪術廻戦のページに飛んだ。そしたら扉絵に高専の地下室に降りていく五条先生の立ち姿があって……。
スマホにぽたりと水滴が落ちる。何泣いてんだろ。ほんとに頭がおかしくなっちゃった。
五条先生は二次元だと、結ばれることはない相手なんだと、冷静になれと自分に言い聞かす。
これで夢から覚めれる。そう思ったのに、そこには予想外の彼がいた。
「先生、どうしたのそれ!」
冒頭シーンからいきなり悠仁が声をはり上げていた。硝子に呼び出された悠仁と恵が高専の地下室で五条先生を待っていたようだ。
二人は揃って口をぽかんと開けている。