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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第13章 ハロウィンの花嫁


 ……といっても私がここで出来ることはない。私は術式の不安定さから呪術師としては外されている。

 そわそわしても仕方がないと思い、悟に言われたとおり仮装でもしてみようかとカサカサと紙袋を開いた。

 中の大きな箱を取り出すと、挟まっていたメモがひらひらと足元に舞い降りた。さっき悟が書いていたメモだ。

 いったい何を書いたのかと拾い上げて何気なくメモを見た。

 え、嘘。

 その内容に一瞬、息をするのも忘れて目を大きく見開いた。

 それから衣装が入った箱へと目を移し、丁寧に箱を開ける。その中に入っていたのは――綿雪のように真っ白な純白のドレスだった。

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