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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第13章 ハロウィンの花嫁


「だいたいさ、術式における呪力の発散は僕の愛がベースにあるわけでしょ。僕が抑えてりゃいいって話」

「そうだけど愛を抑えるなんてやっぱりおかしいよ。悟はそのうち私のことを好きじゃなくなる」

「はぁあぁーまたそれ?」

 話の結末はいつもよくない方向だ。多分、気持ちは通じ合っているのになぜか噛み合わなくなってしまう。

 私は一番好きな人とは結ばれない宿命を背負ってるのかもなんて悲観的な気持ちにすらなってくる。


 その時、悟に一本の電話がかかってきた。伊地知さんから渋谷に緊急招集の連絡だった。「呼び出されたよ」って悟が頭を掻きながら私に言う。


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