• テキストサイズ

【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第12章 ファーストキス


「離れて!」

 叫んだけど男たちは押さえつけようとしてくる。

 主犯の女以外は、全員呪術を扱う人間のようだ。呪力をほとんど吸い取っているから、体内の変化に戸惑っているように見えた。

 その隙を見て私は逃げた。地下への入り口を見つけたからそこに向かって走った。

 地下に向かって術式を発散すれば被害は最小限になりそうで。

 ひとり追ってくる男がいる。その後ろから主犯の女も追随してくる。

「早くあの女を捕まえて。五条さんから引き離すの。金は渡したでしょ。さっさと犯して」

 そんな醜悪な言葉が聞こえた時、感情のコントロールが不可能になった。

 何かが内側から押し寄せる。なぜか悟とのキスや抱かれてる時のことを思い出した。あったかくて包まれる感覚。

 こんな時に……。


/ 681ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp